魚谷智之選手(競艇選手)のプロフィール・特徴・経歴
魚谷智之選手とは?
魚谷 智之(うおたに ともゆき)選手は、兵庫県出身で兵庫支部に所属している競艇選手(ボートレーサー)です。
魚谷智之選手は、2007年の「第22回グランプリ」で低調なエンジンながらも4号艇で決定戦に進み、1億円頂上決戦では3着に敗れてしまったものの、同年の史上11人目のSG制覇およびナイターSG(2002年スタート)として史上初の連覇といった偉業により2億533万4000円を獲得し、2007年の年間賞金王に君臨しました。
そんな2007年の年間賞金王である魚谷智之選手の【プロフィール】【レースでの特徴】【経歴】をまとめてみました。

魚谷智之選手(競艇選手)のプロフィール
魚谷智之選手のプロフィールは、以下のようになっています。
所属支部 | 兵庫 |
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登録番号 | 3780 |
登録期 | 76期 |
生年月日 | 1975年11月2日 |
出身地 | 兵庫県 |
身長 | 162cm |
体重 | 52kg |
階級 | A1 |
師匠 | 不明 |
弟子 | 来田衣織選手 |
主な同期 | 瓜生正義選手 横西奏恵元選手 |
主な優勝レース | 第53回全日本選手権(SG・2006年) 第12回オーシャンカップ競走(SG・2007年) 第53回モーターボート記念競走(SG・2007年) |
魚谷智之選手は、「魚ちゃん」や「魚屋さん」といった愛称で親しまれており、唐草模様のヘルメットがトレードマークとなっています。
魚谷智之選手(競艇選手)の特徴
魚谷智之選手は、地元の尼崎競艇場の水面を得意としているようで、かなりの強さを誇っています。
1997年9月の「楠公杯争奪第6回オール兵庫王座決定戦」で優勝したのを皮切りに、2017年8月の「日本財団会長杯争奪 第45回オール兵庫王座決定戦」まで、(2011年と2012年を除いて)グレードを問わず毎年優勝を飾っていました。近年でも尼崎競艇場でのレースでは、優勝争いに絡んでくるほどの実力を持っています。
魚谷智之選手は、豪快なイン逃げ、まくり差し、そして巧みな差しなど自在なテクニックを駆使して、レースを進めています。2007年の「第53回全日本選手権」では、3コースから全速のまくり差しを決め、自身初のSG優勝を飾ることとなりました。
魚谷智之選手の平均スタートタイミングは0.16で、SG級の競艇選手の中では平均的なスタートタイミングとなっています。スタートに関しては、どのコースからのスタートとなっても、安定的なスタートを決めることができています。
魚谷智之選手(競艇選手)の経歴
魚谷智之選手は、1995年に本栖研修所(現・ボートレーサー養成所)卒業し、デビューを果たしました。
2004年2月11日に尼崎競艇場で開催された「第47回近畿地区選手権競走」でイン逃げを決めてG1初優勝を飾りました。
2004年6月27日に浜名湖競艇場で開催された「第14回グランドチャンピオン」決定戦の優勝戦でフライングをしてしまい、1年間のSG出場除外処分となりました。翌2005年1月17日に尼崎競艇場で開催された「開設52周年記念 近松賞」の優勝戦でもフライングし、更に3か月間のG1出場除外処分を受けるなど、魚谷智之選手にとって苦しい時期が続きました。
2006年7月10日に「開設53周年記念 大渦大賞」でイン逃げを決めて2年ぶりのG1優勝を飾り、同年10月29日に福岡競艇場で開催された「第53回全日本選手権」の優勝戦では、松井繁選手を3コースから全速でまくり差して自身初のSG優勝を飾りました。なお、兵庫支部所属の選手によるSG優勝は、1960年の「平和島モーターボート記念」の優勝者・井上一二郎選手以来46年ぶりの快挙となりました。
2007年3月11日に三国競艇場で開催された「開設53周年記念 北陸艇王決戦」、7月20日に徳山競艇場で開催された「開設54周年記念 徳山クラウン争奪戦」、同29日に桐生競艇場で開催された「オーシャンカップ」、9月2日に蒲郡競艇場で開催された「第53回モーターボート記念」、12月4日に尼崎競艇場で開催された「モーターボート大賞」のG15戦を制し、この年は魚谷智之選手の独壇場となりました。
2009年9月27日に芦屋競艇場で開催された「開設57周年記念 全日本王座決定戦」で通算1,000勝を達成しました。
2017年10月13日に津競艇場で開催された「開設65周年記念 つつじ賞王座決定戦」で、イン逃げを決めて8年ぶりのG1優勝を飾りました。